こだわりのキーワード対策で自然検索流入数がほぼゼロから10万セッションへ!松井証券が顧客流入数拡大のために実行したコンテンツマーケティングとは

クライアント
松井証券株式会社
部門
投資メディア部
業種
金融業
支援内容
サイト立ち上げ後の認知拡大を目指したコンテンツマーケティング支援
担当者
吉澤 正壽 様、佐々木 謙成 様
サイト
オウンドメディア
- コンテンツマーケティングコンサルティング
- SEOコンサルティング
- BtoC
「貯蓄から投資へ」の政府の掛け声の下、NISA(少額投資非課税制度)の新制度が2024年1月からスタートするなど、人生100年時代を見据えて資産形成を後押しする動きが広がっています。
そうした時代背景をきっかけとして、オンライン専業である松井証券株式会社では、取り扱う金融商品のWebコンテンツへの顧客流入を拡大させるべく、CINCにコンサルティングを依頼。納得感のある成果創出につなげています。
具体的には、どんな施策を行ったのでしょうか。今回は松井証券株式会社 投資メディア部 副部長 吉澤 正壽(まさとし)さんと、同じく投資メディア部の佐々木謙成(のりまさ)さんに話をお聞きしました。コンサルティングを担当したCINC マーケティングDX事業本部 コンサルティング部マネージャーの真田悠太郎も同席しています。
(取材:株式会社CINC、文:株式会社ケーズオフィス、撮影:矢島 宏樹)
目次
松井証券さまの特徴とコンサルティングを依頼した経緯
松井証券さまの事業内容と、投資メディア部の役割について教えてください。
松井証券 吉澤正壽さん(以下、吉澤)弊社はオンライン専業の証券会社です。創業は1918年ですが、時代のニーズを捉えていち早く対面証券からオンライン証券へとシフトした歴史があります。現在は、昔ながらの証券会社としての安心感を大切にしながらも、“投資をまじめに、おもしろく。”をコーポレートスローガンに掲げ、投資を始めるハードルを下げ、投資が楽しくなるようなアイデアあふれる商品・サービスの提供を目指しています。

その中でも投資メディア部は、お客さまにとっての「発見」や「成長」につながるような投資に関する多様な「アイデア」と、コーポレートスローガンを体現するサービスを提供することをミッションとしています。具体的には「Webコンテンツ制作・サイト運用」「動画コンテンツの制作」「証券アナリストによるマーケット情報の発信」「お客さまへのパーソナライズした情報提供」を担っており、CINCさんのご支援を受けているのは、Webコンテンツ制作・サイト運用を担当するチームです。
ネット証券は気軽に投資を始めやすい一方で、サポート面で不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。その点、松井証券さまはオンラインでのサポートが充実していて、初心者から中上級者まで安心して利用しやすい印象を受けました。
吉澤お客さまのサポート体制に関しては、コールセンター、チャット、メールなどさまざまなチャネルをご用意しており、外部機関からも高い評価をいただいています。HDI-Japan(ヘルプデスク協会)が主催する証券業界の「HDI格付けベンチマーク」では、「電話窓口」と「サポートポータル(Web)」の両部門で最高評価である三つ星を14年連続受賞しました。サポート体制の充実は、オンラインでも安心して資産形成に取り組んでいただくために注力しています。
CINCのコンサルティングが始まったのは2021年10月です。当時はどのような課題がありましたか。
吉澤2021年にFXサービスをリニューアルして新たなブランドを立ち上げ、FXサービスのWebサイトもドメインを分けて構築したことが、ご相談したきっかけでした。サイトを立ち上げた直後はコンテンツが少ないことが大きな課題で、コンテンツの拡充を進めていくにあたってCINCさんにコンサルティングを依頼しました。その後、FX領域で施策の成果が得られたことから、現在は主要な4商品と位置付ける「日本株」「FX」「米国株」「投資信託」の各領域でSEO施策に取り組んでいます。
オーガニックセッション約10万、コンテンツの約7割が10位以内
当初のWebサイトの状況を教えてください。
CINC 真田悠太郎(以下、真田)コンサルティングが始まった時点では、記事経由の流入はほとんどゼロに近い状態でした。そこで、まずは流入を確保したうえでコンバージョンを獲得するべく、コンテンツ制作やサービスページのSEO強化に関する戦略を立てました。
主な施策としてコンテンツ制作では、約100本の記事制作を行いました。流入の増加へ向けて特に注力したのは、記事コンテンツの対策キーワードの選定です。メインキーワードを基にしながら、関連キーワードや検索上位サイトの獲得キーワードまで調査し、ユーザーニーズを捉えたコンテンツで着実に流入を得られる状態を目指しました。

対策キーワードの選定にあたり、工夫したことは何ですか。
真田キーワード選定に際しては、コンサルタント側にも証券業界の専門知識が必須だと考え、投資やトレードの情報収集に努めました。また、検索市場調査ではベンチマークとなるサイトはもちろん、小規模なサイトからやや離れた領域のサイトまで、幅広くリサーチしています。調査結果や市況のトレンドを踏まえつつ、専門家である松井証券さまの知見を生かして、キーワードをご提案いたしました。
例えば、米国の金利が高騰したときに「米国 金利」のキーワードをご提案することは容易です。そうではなく、米国金利が高騰していることで「MMF(外国投資信託の一種)」という商品の人気が上昇していることに気がつき、「MMFとは」というキーワードで記事を作成、多くの流入を獲得できました。

松井証券 佐々木謙成さん(以下、佐々木)市況の変化や世の中のイベントを先読みして、対策するキーワードの候補を挙げることを意識しています。例えば2023年度には、2024年1月の新NISA制度の開始を見据えて上半期のうちから記事コンテンツの制作に着手し、口座開設に関連するキーワードはもちろん、新NISAをきっかけに投資を始める方の疑問に寄り添うキーワードを先回りして対策しました。
他にも、2024年は年始から株価が上昇し良い相場が続いている中で、株価が下落する局面で流入が増加するキーワードを先回りして対策し、「リセッション(景気後退局面)」の記事コンテンツを6月にアップしたのですが、その後8月に実際に株価の急落が発生し、多くの流入を獲得できました。証券業界特有の出来事が色々とある中で、どちらのケースも対策キーワードの優先度と期待される効果について真田さんにご相談させていただきながら検討を進め、結果につなげることができました。

真田証券業界に限った話ではありませんが、コンテンツを読んだからといって、すぐに顧客になるかというと、そこまで簡単ではありません。しかし、コンテンツはブランドを認知するきっかけの1つになり得ます。近い将来、顧客になっていただくにあたり、認知度の高さは重要な要素になりますから、そうした施策は、コンバージョン獲得の前段階となる認知度の向上につなげられたのではないかと考えています。
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施策の定量的な成果について教えてください。
真田記事コンテンツからの流入がほとんどゼロに近い状態から、オーガニックセッション数が約10万となり、大幅に増加しました。流入増加により松井証券さまの社名に触れる方が月間で約10万人いる状態となりました。コンバージョンに関しては、課題はあるものの記事コンテンツへの流入からの口座開設件数は徐々に増えてきています。
佐々木制作したコンテンツのうち約7割が検索順位10位以内に入っていることも大きな成果です。的確なキーワード選定の結果とコンテンツの質の高さが検索順位と流入数に現れているのだと思います。なかでも新NISAのコンテンツで流入を伸ばした2024年1~3月は、前年同期比で約4倍の月間流入数を獲得しました。「新たに始まる制度について知りたい」という世の中の検索ニーズに応えたことで、より大きな成果につながったと考えます。
真田新NISAのコンテンツの成果はすごかったですね。制度の開始前から少しずつ準備を始めて、コンテンツが蓄積されて、開始直後から一気にぐーんと数値が伸びました。そもそも新NISAのコンテンツは、松井証券さまから「新NISA制度の開始に備えてコンテンツを作りたい」とご相談いただいたことから制作が始まっています。専門家である松井証券さまとの連携が功を奏して、より良いキーワードのご提案ができ、このような成果を出せたと考えています。
吉澤新NISA制度開始という大きなイベントは、証券業界でも毎年あるようなものではありません。業界全体で盛り上げ、多くの方が関心を持つイベントでしたので、当然競合他社もSEOに注力したと思いますが、その中で成果を出せたことは、大きな自信になります。

ビッグワードの記事制作と上位表示で、さらに選ばれるサイトへ
CINCのコンサルティングを受けてみて、いかがでしたか。
佐々木戦略策定とコンテンツ制作支援のいずれも満足しています。弊社の状況に寄り添った戦略策定と、先読みしたキーワードのご提案が、大きな成果に結びついたと感じています。オンラインミーティングはいつも和気あいあいとした雰囲気で、取り組みやすいと感じますし、多くのキーワードで一定の順位と流入を獲得できたのは、このチームだからこそ生み出せた成果だと思います。
先ほど「リセッション」のコンテンツ制作の事例を挙げましたが、同じ状況でも「いまは好景気が続いているから優先度は低い」と考える人もいるでしょう。あのとき、弊社と真田さんが「景気後退が来たときに備えて前もって対策しておこう」と同じ方向を向いて取り組んだことは、良い事例ではないでしょうか。
吉澤コンサルティングを受ける側としては、契約を結んで「あとはよろしくお願いします」と丸投げするのではなく、取り組みの方針・方向性をしっかりと伝え、自分たちも積極的にアイデアを出すということは、弊社として意識している部分です。それにしっかりと応えていただいていると感じています。
佐々木真田さんは、我々からご提案したキーワードに対しても、一つひとつ迅速に調査してくださり、丁寧に回答していただきました。
真田お二人の積極的な姿勢には本当に助けていただきました。キーワード選定の際も、コンサルタント側から提案するだけでなく、お二人から「こんなキーワードはどうでしょうか?」と多数のご相談をいただいています。ご協力いただけたおかげで提案の幅を広げられました。施策のために真剣に考えてくださる姿勢が、コンサルタントとして大変嬉しかったです。

今後、CINCにどのような支援を期待しますか。
佐々木今後は「株投資」や「株」といったビッグワードでの上位表示にも挑戦することで、より多くの方が松井証券を認知してくださる可能性を高めていきたいと考えており、CINCさんにはビッグワードでの検索順位向上へ向けたご支援を期待します。これまで以上に提案の幅を広げて、お力添えをいただきたいと思います。
吉澤これまでの施策をさらに強化しつつ、各事業領域に合わせて取り組みの質を高めていく必要があると考えており、コンバージョンの強化を目指して取り組みを進めていきます。「投資をまじめに、おもしろく。」を体現するために、引き続きご支援をお願いします。
真田皆さんのおっしゃる通り、さらに大きな目標の達成へ向けて伴走させていただきます。その際は、引き続き流入に注力しながらも、直接的なコンバージョンである口座開設に貢献できるコンテンツを増やしていきたいと考えています。一筋縄ではいかない、難しい取り組みになるかもしれません。皆さんにご協力いただきながら、投資メディア部のミッション達成を支援させてください。
吉澤引き続き地道な努力を積み重ねながら、次の目標達成を目指しましょう。

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企業プロフィール
会社名
松井証券株式会社
ABOUT
1918年創業の証券会社。100年以上の歴史を持つ老舗ながら、1998年に国内で初めて本格的なインターネット取引を導入。現在はオンライン専業となり、オンラインならではの充実したサポート体制を備え、各種の金融商品・サービスを提供している。主な金融商品として「日本株」「米国株」「投資信託」「FX」を扱っている。
記事執筆者
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株式会社ケーズオフィス
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Webライティング専門カンパニー。社員ライターによる自社一貫の記事作成が特徴。コラム記事から取材記事まで、幅広いコンテンツ制作に対応。
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