AI検索時代到来!サイトリニューアルを機に『お誕生日新聞』のアシストシステム研究所がCINCと踏み出したGEO/LLMOへの挑戦【AI検索最適化コンサルティング】

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クライアント

株式会社アシストシステム研究所

部門

全社

業種

情報サービス業

支援内容

Webサイトを含む、ギフトサービス『お誕生日新聞』のAI検索最適化(GEO/LLMO)状況の診断と対策方法の提案

担当者

大西 篤志 様

サイト

サービスサイト、ECサイト

  • AI検索最適化(GEO/LLMO)コンサルティング
  • BtoC

ChatGPTをはじめとする生成AIの台頭により、ユーザーの検索行動や購買プロセスは大きな変革期を迎えています。ユーザーが疑問の答えを検索エンジンではなく、AIチャットに求めるようになりつつある今、Webマーケティングにおいても従来のSEOに加え、AI検索最適化(GEO/LLMO)が不可欠になり始めています。

記念日の新聞を贈れるギフトサービス『お誕生日新聞』を展開する株式会社アシストシステム研究所は、こうした市場の変化をいち早く捉え、対策に乗り出しました。

前編では、『お誕生日新聞』のサービス・ECサイトのリニューアルに向けた「SEOコンサルティング」の取り組みについて伺いました。続く後編となる今回は、長く使えるサイトを目指して実施した「AI検索最適化(AIO/GEO)診断」に焦点を当てます。

ブランドがAIにどのように認識されているのかを明らかにする現状調査から、リニューアル後のサイトで実装すべき対策の提案まで、CINCが提供した分析結果と今後の展望を掘り下げてご紹介します。

(取材・構成:株式会社CINC、文:滝口 美紗紀、撮影:矢島 宏樹)

前編はこちら➡「新聞離れ」を乗り越える!画期的ギフト『お誕生日新聞』のサイトリニューアルを支援したCINCの正統派SEOコンサルティング

目次

AI検索最適化診断サービスを導入しようとした理由

SEOコンサルティングと併せて「AI検索最適化診断サービス」を導入した背景について教えてください。

株式会社アシストシステム研究所 大西篤志さん(以下、大西)昨今のAIの台頭は、もはや“現代の産業革命”と言っても過言ではありません。私自身のビジネス経験を振り返ってみると、インターネットの登場も革命的ではありましたが、今回はそれ以上の衝撃です。

率直に言えば、やはり「危機感」や「焦り」を感じています。AIにまつわる種種雑多な情報が毎日飛び交っていますが、中でもよく話題に上るのがサイト訪問数が著しく減少しているというニュースです。Google検索エンジンで騒がれている「ゼロクリック検索」はもちろん、ChatGPTといった生成AIのクローラー対リファラー(サイト送客)※比率の凄まじさを考えれば、Webサイトが販売チャネルの要になっている我々としては、AI検索の台頭に注目するのは当然です。

※生成AIの情報収集ロボット(クローラー)の訪問に対する生成AI経由のサイト送客数の比率。Cloudflare社によると、OpenAIは1,700対1、Anthropicは7万3000対1となっており、両者の訪問数に大きな乖離が生じている。生成AIがコンテンツを搾取している証左であるとCloudflareは非難しており、生成AIの情報収集に対して、パブリッシャーはコンテンツを守るべく自衛すべきだと主張している。
出典:Control content use for AI training with Cloudflare’s managed robots.txt and blocking for monetized content

弊社が支援させていただいているお客さまからも、AI OverviewsといったAI検索の急速な広がりにあわせて「サイト流入が減少し始めた」というお声を数多くいただいております。

大西一方で、情報感度の高い企業は、すでにAI検索に対して具体的なアプローチを行っているようで、成果が出ているケースもちらほら見受けられます。

この先、多くのお客さまに『お誕生日新聞』をご利用いただくためには、AI検索に焦点を合わせたアプローチが求められるでしょう。例えば、お客さまが「おじいちゃんに喜んでもらえるプレゼントは何かないかな?」とAIに尋ねたとき、「それならお誕生日新聞がおすすめです」という回答をAIから引き出せるようにしなければならない。消費者の検索行動が検索エンジンからAIへと移行する過渡期にある今は、弊社もどのような施策を講じるべきか模索している段階です。

株式会社アシストシステム研究所 代表取締役会長兼社長 大西篤志さん
株式会社アシストシステム研究所 代表取締役会長兼社長 大西篤志さん

今後、Webサイトの流入減少は加速していくでしょうし、いずれは検索そのものがAIで完結する時代が訪れるのかもしれません。そんな状況下でCINCが「AI検索最適化コンサルティングサービス」の提供を開始すると聞いて、AI時代にどう立ち向かっていくべきなのかと強く興味を持ちました。どうせなら、とにかく早く挑戦したほうがいい。今ここでAI検索最適化診断を受ける経験が、アシストシステム研究所のビジネスにとって明確にプラスに働くはずだと考えて依頼しました。

CINC 古藤豪(以下、古藤)アシストシステム研究所さまには、SEOコンサルティングの開始からほとんど間をおかずにリリースされたAI検索最適化コンサルティングサービスに、さっそくお問い合わせをいただきまして、反応の早さに驚きました。早期にご検討いただけて、大変ありがたいです。

AI検索最適化診断の概要について教えてください。

CINC 松村拓実(以下、松村)CINCには「AI検索最適化コンサルティングサービス」があり、今回アシストシステム研究所さまにご提供したのは、その中でも診断に特化したサービスです。

昨今、Google検索におけるAI Overviewsの表示機会が増加しているほか、ChatGPTやGeminiといった生成AIプラットフォームのユーザーも急増しています。こうした検索行動の変化に直面し、多くのWebサイト運営者が流入減少に不安を感じている一方で、新たな流入チャネルとしてAI検索に可能性を見いだす企業も出始めています。

AI検索最適化診断サービスでは、主に「AI検索観点からのWebサイトの現状調査」と「AI検索最適化の課題分析」を実施しています。なお、AI検索最適化とは、AI検索エンジンや生成AIに自社のコンテンツを適切に理解・引用してもらうための施策、および、AIの回答の中で自社名や自社のサービス・ブランドを取り上げてもらうための施策を指します。GEO(Generative Engine Optimization=生成エンジン最適化)やLLMO(Large Language Model Optimization=大規模言語モデル最適化)などと呼ばれたりもしますね。

現状調査では、対策キーワード領域における「AI Overviews」の出現割合や、対象サイトの引用割合、競合との差分などをリサーチし、現状、どの程度AIに選ばれる状態になっているかを確認することで、今後の戦略・施策の方向性の把握に役立つデータをご提供します。課題分析では対象サイトのAI検索最適化状況を可視化して、改善の余地がある項目を多角的かつ具体的に提示いたします。

これら2つの支援を通じて、まず生成AI検索最適化に対する現状を把握できること、その上でどんな対策をしていけば良いのかがわかることがサービスの特徴です。

CINC マーケティングDX事業本部 コンサルティング部 チーフ 松村拓実
CINC マーケティングDX事業本部 コンサルティング部 チーフ 松村拓実

支援体制についてはいかがでしょうか。

松村SEOコンサルティングを担当する古藤が引き続き窓口となり、AI検索最適化を担当する私が調査を請け負う形でご支援しました。アシストシステム研究所さまの情報について古藤から共有を受けつつ、AI検索最適化に向けた調査を実施しました。

古藤アシストシステム研究所さまのケースでは、AI検索最適化診断サービスをご依頼いただいた時点で大規模なサイトリニューアルを控えていたため、AI検索最適化の観点で実施すべきことをできるだけ早い段階で特定しておく必要がありました。私が間に立って松村とのコミュニケーションを中継することで、将来的なサイトリニューアルを踏まえて診断結果を活用できるよう一気通貫でフォローしました。

CINC マーケティングDX事業本部 コンサルティング部 リーダー 古藤豪
CINC マーケティングDX事業本部 コンサルティング部 リーダー 古藤豪

4,500個ずつのキーワードとプロンプトを調査して「現状把握」と「課題を特定」:CINCのAI検索最適化診断サービスとは

現状調査や課題分析は、具体的にどのように行いましたか。

松村まず現状調査では、アシストシステム研究所さまが対策するギフトシーン領域のテーマ・トピックに対して、「AIが回答の中において、どの程度の割合で『お誕生日新聞』というブランド名への言及を行っているか」、「お誕生日新聞のサービス・ECサイト(https://shinbun20.com/)がAIにどれくらい引用されているか」、またそれらの競合との差分などをリサーチしました。その際は、ギフトシーンをカテゴリごとに細分化した上で、キーワードやプロンプトを洗い出し、実際に検索・質問を行うなどして、AI検索の現状を詳細に分析しています。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_ブランド名言及

例えば、お誕生日新聞のターゲット領域である「長寿祝い」というカテゴリの中で、「還暦」や「米寿」といったキーワードまで分解し、それらをGoogleで検索した場合のAI Overviews出現割合などを調査しました。ほかにも、「還暦 お祝い」というキーワードを「還暦祝いにおすすめのプレゼントを教えて」というプロンプトに変換して、どの程度『お誕生日新聞』というサービス名が出現しているのか調べ、競合サービスと比較するといった現状調査を行います。

現状調査において、キーワードやプロンプトはどれくらいの数を調査するのでしょうか。

松村支援する企業さまによって異なりますが、アシストシステム研究所さまの場合、キーワードとプロンプト、それぞれ約4,500個を調査しました。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_AI検索最適化_AIOverviews調査など

課題の分析についても教えてください。

課題分析では、「①サイト構造」「②コンテンツ対策」「③エンティティ対策」「④ブランディング・サービス認知」の4つの観点に基づいて多面的な分析を行っています。AI検索最適化の評価方法には多様な切り口があるため、CINCではこのように複数の観点から課題を明らかにしています。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_AI検索最適化課題分析

「①サイト構造」では、その名の通り、Webサイトの構造を評価します。評価のポイントとなるのはHTMLコード記述(セマンティックHTML)の正確性や適切な内部リンクの設置によるコンテンツの見つけやすさといった、テクニカルSEO・ベースSEOに重なる側面です。サイト構造がクローラーに正確に読み取られやすい状態になっているか、すなわちAIが適切に情報を収集できるサイトになっているかを明らかにします。アシストシステム研究所さまのようにサイトリニューアルを控えているケースでは、特に重要な観点ですね。

「②コンテンツ対策」では、AIに引用されやすいコンテンツ制作ができているかを評価します。ChatGPTやGemini、Perplexityといった生成AIやGoogle検索のAI Overviewsにおいて、情報の参照元として引用されやすいコンテンツには一定の特徴があります。対象サイトのコンテンツが引用されやすい条件を満たしているか、改善の余地がないかを評価するための観点です。

「③エンティティ対策」では、AIにビジネスの存在を適切に認識されているかを評価します。AI検索最適化では、AIに自社が適切に言及される状態をつくるため、社名や住所、電話番号といったNAP情報がWeb上で統一された表記で公開されていることが必須になります。また、提供している商品やサービスに関する情報も対象であり、「Googleビジネスプロフィール」「Googleマップ」「Wikipedia」をはじめとした重要な媒体において、内容の誤りや齟齬、差異がない状態が望ましいとされています。

「④ブランディング・サービス認知」では、企業のブランド価値やサービス認知を評価します。AIに選ばれるかどうかは、社会全般および特定のビジネス領域における知名度に少なからず影響を受ける傾向があります。例えばアシストシステム研究所さまのケースでは、ギフトシーンにおける『お誕生日新聞』の認知度が評価対象の一つになりますす。

診断の結果、アシストシステム研究所さまのサイトはどのような評価となったのでしょうか。

松村「①サイト構造」のようなテクニカルな側面に関しては、AIが問題なく情報を読み取れる構造となっており、AI検索最適化の観点でも特に心配のない状態でした。ただ「②コンテンツ対策」「③エンティティ対策」「④ブランディング・サービス認知」については、大きな欠陥こそないものの、改善の余地がいくつか見られたため、課題の提示や改善策の提案をさせていただいています。

例えば、Web上には『お誕生日新聞』に言及する外部サイトが多数存在しますが、その中には、サービス名称の記載に誤りがあるケースも散見されました。こうした状態ではAIによる回答で誤った情報が出力されるリスクが存在するため、修正依頼の対応が必要です。

このほかに、引用されるページを増やしていくために必要になると考えられる、『お誕生日新聞』のターゲット領域と関連するキーワードを提案させていただきました。なお、関連キーワードはGoogle検索における再検索キーワードやサジェストキーワード、共起語などを調査して洗い出しております。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_引用対策コンテンツ

古藤AI検索最適化はこれまでにないまったく新しい対策というわけではなく、従来のSEOの延長線上として対策できるものが多分にあると捉えられます。AI検索で高く評価されるサイトを目指す上でも、まずはSEOの基本を押さえて施策に取り組むことが大切です。そのうえで各観点からの分析をふまえると、今後、アシストシステム研究所さまのAI検索最適化推進の鍵になってくるのは『お誕生日新聞』の認知度を高めていくためのPR戦略ではないかと見ています。

この点は、これまでSEOコンサルティングで進めてきたサイトリニューアルのプロジェクトとシナジーを持たせながら展開できると考えており、新たに設計したコンセプトを活用して広告やプレスリリースなどでの情報発信を積極的に行っていくことが重要になるでしょう。PR戦略含め、幅広い施策の場面で今回の「AI検索最適化診断サービス」のレポートをご活用していただければと思います。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_大西さん_古藤_松村①

診断結果への感想と『お誕生日新聞』の今後の展望

今回、SEOコンサルティングに加えて「AI検索最適化診断サービス」を利用してみていかがでしたか。

大西実際に診断を受けてみて、現状のサイト構造に大きな問題がないことが分かり「ひとまず安心した」というのが率直な感想です。まだ改善の余地はありますが、未知の施策だったAI検索最適化がSEOの延長線上にあることを実感できたのも大きな収穫でした。

今のうちからできることに取り組んでいかなければ、今後はWeb集客がますます難しくなると思います。将来的に検索そのものがAIで完結する時代が訪れたとき、ユーザーに回答を提示するAIに対し、サイト運営者はどのように最適化を図るべきか。若年層を中心にAI検索への移行が進む中、サイト運営者自身が主体的に考え、対策を講じていく必要があります。ここからは、診断結果を踏まえて、いかに定量的な成果を上げていくかの戦いです。

古藤我々も、アシストシステム研究所さまのサイト構造に大きな問題がなかった点に安心しています。今回のAI検索最適化診断サービスでは、診断結果に基づいてロードマップを設定し、施策を実施するタイミングもご提案しています。今後は、ロードマップに沿って進めていただければ、AI検索最適化を着実に強化していくことが可能です。まずは、短期目標であるサイトリニューアルをしっかりとAI検索に最適化した状態に仕上げ、その上でさらに一方踏み込んだ「エンティティ対策」や「認知拡大対策」に取り組んでいただくのが良いでしょう。

大西CINCとは「Keywordmap」から始まったお付き合いの中で、SEO・AI検索最適化の施策にも一緒に取り組めて良かったです。

最後に、『お誕生日新聞』やサービスサイトの今後の展望について教えてください。

大西サイトリニューアル後に定量的な成果が分かるので、弊社の新しいサイトが世間からどのように評価していただけるのか、今から結果が楽しみです。AIが普及しても、最終的にWebサイトを訪れるのは生身の人間です。だからこそ、AIを通じてお客さまからいただける反応にも着目し、今後の展開に期待しています。

今日まで『お誕生日新聞』のサービスを提供してきて、これほど顧客満足度が高く、多くの方から感謝していただける商材はなかなかないという自負があります。お客さまの中には「プレゼントをきっかけに疎遠になっていた家族と再びご縁ができた」とメッセージを送ってくださった方もいました。贈られた方が当時の新聞を読むとさまざまな思い出が蘇り、泣いて喜んでくださることもあるそうです。そのようにお客さまのお役に立てる商材を扱えることを、心からありがたく感じています。

「新聞離れ」が加速していることからもわかるように、昨今、デジタルツールがすさまじい勢いで普及しています。その結果、面と向かって行うようなコミュニケーションですら、次第にデジタルツールに置き換わりつつあるのが現状です。もちろん、それ自体が悪いことだとは思いません。
しかし、そんな時代だからこそ、私たちは家族団らんの温もりあるコミュニケーションや、「新聞」という長く続く文化を絶やしてはならないという使命感があります。
今後も『お誕生日新聞』を末永く提供し続けることで、皆さまの暮らしの中でお役立ていただけましたら幸いです。

導入事例インタビュー_アシストシステム研究所_大西さん_古藤_松村②

AI検索最適化(GEO/LLMO)について問い合わせる

CINCのAI検索最適化コンサルティングサービスページ はこちら

企業プロフィール

会社名

株式会社アシストシステム研究所

ABOUT

企業概要:1986年の設立当初より培ったデータベースシステム構築の技術を活かし、「IT技術で心の通う社会づくりを。」のミッションのもと、『お誕生日新聞』関連の多彩なサービスを提供。グループ会社では農業の総合情報サイト「ルーラル電子図書館」を運営する。

記事執筆者

NAME

滝口美紗紀

ABOUT

Webライター歴10年以上。BtoB領域を中心として、コラム記事・取材記事・導入事例・ホワイトペーパーまで幅広く執筆。

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