2025.01.23
株式会社CINC Capital、生成AIを活用したM&A仲介マッチングシステム「CAMM DB」に決算書などの自動読み取りができるAI-OCR機能搭載のお知らせ

株式会社CINC(本社:東京都港区、代表取締役:石松友典、以下CINC)の子会社である株式会社CINC Capital(所在地:東京都港区、取締役 執行役員社長:阿部泰士、以下CINC Capital)は、CINCの持つデータ収集技術やデータ分析の知見を活かしたM&A仲介事業を実現すべく、事業開始当初よりシステムの開発に注力しています。今回は、生成AIを活用した社内用M&A仲介マッチングシステム「CAMM DB(キャムディービー)」に、決算書をはじめとする各種ドキュメントの自動読み取りを行うAI-OCR機能を搭載し、利用を開始しました。
▼AI-OCR(※1)機能開発の背景
M&A仲介の支援にあたり、多くの場合は企業概要書作成や企業価値算定のために顧客から受け取った決算資料をレポートにまとめる作業が発生します。情報量や担当者の習熟度にもよりますが、ひとつのレポートを作成する所要時間を約1.5〜2時間程度とすると、案件数に応じて作業の時間は膨れ上がります。そこで、人に代わって決算資料をはじめとする各種ドキュメントを読み取るAI-OCR機能を開発するに至りました。
▼AI-OCR機能の概要
今回開発したAI-OCR機能は、PDF形式に加えて、写真などの画像形式の決算書も高精度で読み取ります。また、企業概要書作成や企業価値算定をさらに効率化すべく、決算書から貸借対照表や損益計算書などの必要な情報のみを抽出する機能も搭載しています。
読み取りの精度を高めるためにAIを用いており、手書き文字や斜めに印刷された文字など、崩れた形式にも対応が可能です。
▼今後の展望
今回のような業務効率化を促進する機能に加え、未上場企業含むM&Aニーズの収集や収集などを行い「マッチングシステム」としての機能の拡充にも注力していきます。
今後もCINCならびにCINC Capitalは、テクノロジーとマーケティングの知見をもとに、顧客の利益の最大化に尽力してまいります。
(※1)「OCR」とは、Optical Character Recognition(光学式文字読取)の略で、活字や手書き文字などを画像データとして取り込み、編集可能なテキストデータ(文字コード)に変換する技術のことです。