生成AIを活用したM&A仲介マッチングシステム 「CAMM DB」開発のお知らせ
株式会社CINC(東京都港区代表取締役社長 石松友典、以下CINC)は、生成AIや自然言語処理を用いて、M&A仲介における迅速かつ最適なマッチングを行うための社内システム「CAMM DB(キャムディービー)(※1)」を開発しました。現在のCAMM DBでは、買い手となる企業のM&A実績に関する約二万件のデータを自動で収集・分析できます。取得が難しいとされる未上場企業の情報を含めた膨大な買い手ニーズを参照できるため、売り手の選択肢を増やし、より精度高くマッチングすることができます。今後は、買い手だけでなく売り手企業のデータベースの構築、売り手と買い手を自動でマッチングするなどの機能拡張を目指します。
▼「CAMM DB」開発の背景
CINCは創業当初より培ってきたマーケティングとテクノロジーによるビジネスプロセスの効率化の知見を活用し、2023年11月1日よりM&A仲介事業を展開しています界歴10年以上のプロアドバイザーが、過去の経験や成約実績をもとに安心のM&Aサポートを提供しています。
M&A仲介では、買い手候補企業の選定はアドバイザーが属人的に行う場合が多く、アドバイザーの経験や繋がりに依存してしまい、売り手側の選択肢が限定されるという課題がありました。これらの課題は、弊社のデータ収集技術やデータ分析の知見を活かして解決できると考え、事業開始当初よりシステムの開発に注力してきました。
▼「CAMM DB」の概要
CAMM DBとは、生成AIによってM&Aのニーズに関するデータベースを構築し、最適なマッチングを図るシステムです。
CAMM DBは、生成AIや自然言語処理を用いて、従来は取得が難しいとされる未上場企業のM&A実績に関するデータの収集・成型を実現します。また、検索拡張生成技術(RAG)を用いることでデータベースの精度を高めています。
これらの情報とプロアドバイザーの知見を掛け合わせることで、売り手企業にマッチする買い手企業を判断することができます。
今後もCINCはテクノロジーとマーケティングの知見をもとに、顧客の利益の最大化に尽力してまいります。
(※1)「CAMM DB(キャムディービー)」とは「CINC AI M&A Matching DataBase」という意味からつくられたシステムの名称です。