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2021.02.16

Keywordmap for SNS 1月度Twitter ”#”レポート 「#呪術廻戦」が2020年に大ブレイクした「鬼滅の刃」、映画公開の「銀魂」を抜いて伸長

Keywordmap for SNS 1月度Twitter ”#”レポート 「#呪術廻戦」が2020年に大ブレイクした「鬼滅の刃」、映画公開の「銀魂」を抜いて伸長

株式会社CINC(シンク、以下CINC)は、自社で開発・提供するソーシャルメディアの分析・運用ツール「Keywordmap for SNS」を用いて、2021年1月にTwitterで反響の多かったハッシュタグ(#)の中から、アニメ・漫画に関する3つのハッシュタグ(#)を取り上げて調査しました。

▼今回取り上げるハッシュタグ(#)の概要

#呪術廻戦

芥見下々による漫画。『週刊少年ジャンプ』(集英社)2018年14号から連載中。人間の負の感情から生まれる化け物・呪霊を呪術を使って祓う呪術師の闘いを描いた、ダークファンタジー・バトル漫画。2020年10月2日よりMBS/TBS系全国28局ネット「スーパーアニメイズム」にて放送中。

#鬼滅の刃

週刊少年ジャンプに連載された吾峠呼世晴による漫画。大正時代を舞台に、主人公が鬼と化した妹を人間に戻す方法を探すために鬼狩りの道を進む姿を描いている。コミックスの累計発行部数は8,000万部を突破。

#銀魂ザファイナル

空知英秋による漫画作品「銀魂」の最終回となる映画のタイトル。「銀魂」とは、主人公の坂田銀時とそれを取り巻く人々が江戸のかぶき町を舞台にドタバタ劇を繰り広げるギャグ漫画。単行本は全77巻。第74巻までの国内累計発行部数は5500万部を突破。アニメ銀魂15周年記念作品として2021年1月に本映画作品が公開。

 

▼1月度のツイート数

今回取り上げる「#呪術廻戦」「#鬼滅の刃」「#銀魂ザファイナル」というハッシュタグ(#)を含むツイートの1月度の出現数を比較しました。

「#呪術廻戦」が圧倒的なNo.1となっており、次に続く「#鬼滅の刃」の約2倍の出現数でした。「#銀魂ザファイナル」は、映画公開後の1月中旬まで「#鬼滅の刃」を押さえて2位で推移していましたが、最終的に3番手で着地しました。

 

▼直近3か月間の出現数の推移

続いて、各ハッシュタグ(#)の3カ月間(2020年11月~2021年1月)の出現数の推移を比較します。

映画の公開、単行本最終巻の発売を迎えた「#鬼滅の刃」、「#銀魂ザファイナル」は、公開日に向けたプロモーションや予告への反響を中心に、公開・発売日に向けて伸長し、その後、反響数が落ち着く傾向にあります。一方、「#呪術廻戦」はアニメ放送が開始された2020年10月から、順調に出現数を伸ばしており、継続的に話題に上がり続けている様子がうかがえます。

 

▼「#呪術廻戦」1月度急上昇ポイント

今回取り上げた3つのハッシュタグ(#)の中でも、最も出現数の多かった「#呪術廻戦」。1月度、Twitter上ではどんな話題の反響が大きかったのでしょうか。日別の出現数の推移から、反響の大きかった話題をピックアップします。

出現数を大きく伸ばしたタイミングで、もっとも反響があったのは、『呪術廻戦』アニメ公式(@animejujutsu)、呪術廻戦【公式】(@jujutsu_PR)による、情報解禁やキャンペーンの告知ツイートでした。

 

1/16『呪術廻戦』アニメ公式(@animejujutsu)が、TVアニメ『#呪術廻戦』ノンクレジットオープニングムービーを解禁

オープニングムービー解禁をお知らせするツイートは2.7万リツイートを獲得しており、同日の他のツイートでも、このムービーに言及するツイートが多数となりました。また、ツイート内で紹介されたYouTubeの動画は、1000万回再生を超えています(2021/2/10時点)。

 

1/21 呪術廻戦【公式】(@jujutsu_PR)が、プレゼントキャンペーンを告知

原作Twitterフォロワー50万人突破を記念して、原作グッズ約5万円以上相当の詰め合わせが贈られるプレゼント企画が実施されました。公式アカウントのフォローとキャンペーンツイートのリツイートによって応募が完了することから、14.6万ツイートと圧倒的なリツイート数を獲得して、ハッシュタグの出現数に影響を与えました。

 

1/31 『呪術廻戦』アニメ公式(@animejujutsu)が、3/17(水)発売『#呪術廻戦』Blu-ray&DVD Vol.3ジャケットのキャラクターデザインを公開

Blu-ray&DVD Vol.3ジャケットのビジュアルとともに、Blu-ray&DVDのサイトリンクが紹介されています。

「#呪術廻戦」に関するツイートは、アニメの内容やキャラクターに言及するものも多数ありますが、公式アカウントによるキャンペーンや告知に対してファンがリツイートや引用リツイートで反応することで出現数が大きく伸長する傾向が見てとれます。アニメの内容もさることながら、今後、Twitter上でどのような告知・反響あるのかも見逃せないポイントとなりそうです。

CINCはこれからも、自社ツールが有するビッグデータの解析を通じて時代の変化を読み取り、革新的なサービスを提供してまいります。

 

<調査概要>

・対象データ:Twitterの10%のサンプリングデータ

・集計対象期間:2020年11月1日~2021年1月31日

・使用ツール:Keywordmap for SNS