2021.08.02
【オープン社内報】想像力を鍛えたい人におすすめするアクション5選ー経営管理本部 本部長 雨越ー
経営管理本部 本部長の雨越です。毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。
今週は、仕事をする上で重要な「想像力を鍛える」ことについてお話しします。
想像力とは、「目には見えないものを思い浮かべる能力」です。
私が20年ほどの社会人経験で実感したのは、一般的に仕事ができるといわれている人は、想像力が豊かな人が多いということです。
想像力がある人の特徴は3つあります。
1)人の気持ちがわかる
自分本位な考え方をしてしまうと、視野が狭くなってしまいます。想像力が豊かな人は物事に対して柔軟な考え方ができ、他の人の気持ちを読み取るのが得意です。
2)リスクマネジメントができる
想像力が豊かな人は発生しうるリスクについて予測ができるため、危機察知能力が高いです。
さらに、あらゆる状況に対して対処法や回避策を考えることができ、事前にシミュレーションする習慣もついているので、イレギュラーな出来事に対応することができます。
3)仕事がはやい
想像力がある人は先々のことを予測できるため、仕事の優先順位付けが上手であり、迅速に仕事をすることができます。このような人は仕事がはやいので、さらに時間を創出でき、多くの仕事ができるようになります。
では、想像力を鍛えるにはどうしたらいいのでしょうか。今日は、想像力を鍛える方法を5つご紹介します。
1)「人」に興味を持つ
対人関係において想像力が乏しい人の多くは、「他者」への興味が薄いことが考えられます。
そこで他人に興味を持つために、他部署の社員や社外の人など、直接の接点がない人にも興味を持ち、他人が何を考えているのかを想像してみることをお勧めします。
2)相手の立場を考えてみる
想像力が豊かな人は、多角的な視点で物事を考ることができる人です。
視点の数を増やすための第一歩として、常に「相手の立場」を意識することから始めてみてください。
ある物事に対して、「他の人はどういったことを考えるんだろう」とセットで考えるようにしましょう。
こうすることで、自分とは異なる考えや意見が存在することを認知することができ、新たな発想が生まれるかもしれません。
3)多様な価値観に触れる
物事を判断する上で自分の軸をしっかりと持っておくことも重要ですが、自らの判断軸を形成する上でも、他者の多様な価値観にも触れていくことも重要です。
また、多様な価値観の人が集まるコミュニティに身を置くなど、普段の生活では接することが少ない人と、定期的に話す機会を作ってみましょう。
4)情報収集をして知識を増やす
仕事においては役職が上がるにつれて、重要な意思決定が求められます。
そういった場面では、知識がないと判断を誤ってしまう可能性があります。そのため、正しい意思決定をするために情報収集をして知識を蓄えましょう。狭い視野、知識は想像力の低下を招く要因の一つです。
しかし、情報が少ない中で想像することは難しいです。そこで、意思決定に必要な「取っ掛かり」となる知識や、想像を広げていくうえでの知識を収集しましょう。
5)仮説を立てる習慣をつける
想像力を鍛えるためには、当然、「想像」をしていかなければなりません。
想像する習慣を身に付けるには、日常で物事を考える際に、「仮説(=自分なりの仮の答え)」を立てていくことが重要です。
仮説を立てる練習としてはケーススタディの演習をおすすめします。
ケーススタディを解いてみることで、ある事象に対してあらゆるリスクやそれに対する対応策を考えることができます。
「これはどうやってできたのか」、「どんな風になっていくのか」など考えるとワクワクして、多くの想像をすることができるようになると思います。
すると、徐々に仮説を立てる習慣が身に付き、経験したことのない事象についてもリスクや適切な対処法を考えることができます。
ぜひ、いろいろな業種の人たちと交流し、多様な価値観に触れて想像力を鍛えましょう。
興味や置かれている環境が異なる人と関わることで、世の中の動きや、他の業界の動き等を知ることができます。
例えば、小学校、中学校、高校、大学の同級生、前職の同期先輩上司など、全く異なる業界、環境で働いている人と接してみても良いかもしれません。
想像力を鍛えて仕事をスムーズに進めていけるようになりましょう。
それでは今週もよろしくお願いします。
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