2020.10.30
【オープン社内報】人間への洞察力がビジネスにインパクトをもたらす。 ー毎週月曜のメッセージ アナリティクス事業本部 本部長 山地ー
アナリティクス事業本部 本部長の山地です。
毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。
今回は 「人間への洞察力の大切さ」について話します。みなさんもご存じかと思いますが、営業部 部長の渡井さん(@koichiwatai)は最近、Twitterでアルゴリズムレポートや自作の資料を提供したり、ウェビナーの集客を行ったりしています。
過去5年間(2016-2020)の上場企業の社名、事業、申請・直前期の売上と経常利益、株主構成をまとめました。
作成に10時間掛かった資料ですが、欲しい方いらっしゃいますか?
企業分析したい… という方向けの資料です。
いいね&リツイートして頂ければ、DMでお送りします!※フォロワーさん限定 pic.twitter.com/Efjp6aSVhd
— 渡井弘一 /// (株)CINC (@koichiwatai) October 8, 2020
毎回、物凄い勢いでツイートが拡散されています。この事象で私が注目した点は、情報の届け方の違いです。
渡井さんは以前も、Twitterでアルゴリズムレポートを提供していました。しかし、以前は今ほど拡散されてはいませんでした。
この差が生まれた要因はレポートの提供方法にあります。
以前は、ツイートにリンクを貼ってユーザーが自由にダウンロードできる形式で資料を提供していました。
一方、現在は、は渡井さんのアカウントをフォローし該当ツイートのリツイートをしたユーザーに、ダイレクトメッセージで資料を配布する形式をとっています。
ポイントはユーザーがわざわざ「フォローとリツイート」をしなければ資料をもらえないという点です。渡井さんは、あえてコストをかけないと情報が手に入らないようにしたのです。
多くの人はどれだけ質が高くても無料で得られるモノには価値を感じにくく、有料や限定性が高いモノには価値があると判断する傾向があります。
今回のケースは、まさにこの心理を突いた情報の届け方だったのではないかと感じました。また、どれだけ良質な情報でも、届け方を誤ると価値を感じてももらえないどころか、届きすらしない場合があるとあらためて気づかされました。
加えて、情報発信力が求められる今、情報の届け方の要点を掴み、工夫を加えることで企業や個人のプレゼンスは大きく変わってきます。
CINCはマーケティングソリューションで日本を代表する会社を創るというビジョンを掲げています。マーケティングでビジネスにインパクトをもたらすためには人間への洞察力は欠かせない要素です。
そのため、私たちは人間の心理や行動について学びを深め、探究していくことがより必要になります。ぜひ、この分野についても知の探究を行い、企業や個人のプレゼンスを高めていきましょう。
それでは今週もよろしくお願いします。