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【オープン社内報】子育て本から学んだコミュニケーション方法ー毎週月曜のメッセージ ソリューション事業本部 本部長 平ー

【オープン社内報】子育て本から学んだコミュニケーション方法ー毎週月曜のメッセージ ソリューション事業本部 本部長 平ー

ソリューション事業本部 本部長 平です。

毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。

本日は相手との信頼関係を築くための、感謝とリスペクトを伝えるコミュニケーションについて話します。3歳児から6歳児の子育てアドバイス」という本を読み、非常に学びが多かったのでシェアします。偶然出会った本でしたが、子育てをする方だけでなく、我々ビジネスパーソンにも役立つ内容で、読んで良かったと思える本でした。

みなさん、「視点・視野・視座」の違いをご存じですか。視点は、どこを見るかです。予算やどのようなプロダクトを作っていくかにあたります。視野は見えている範囲のことです。視座はどこから見るかです。この本では子どもと信頼関係を築くための視座について書かれています。

例えば、母親が子どもを叱る場面です。このときの子どもの感情の変化は2パターンあります。 1つは子どもが「お母さんは僕のために言ってくれているんだ」と感じるパターンです。母親からの言葉を自分事と捉え、言われたことを実行するようになるそうです。

もう1つは「お母さんは僕のことが嫌いだから怒っているんだ」と捉えてしまうパターンです。この場合、いくら子どもを思って叱っても子どもは行動をおこしません。

この2つの感情の違いが表れる背景には、信頼関係の有無が影響するそうです。
信頼関係が構築できていれば、母親が厳しく叱っても子どもはその言葉をポジティブに受け止め、行動に移すのだそうです。

この信頼関係が構築できている親子の共通点は「褒めの環境」にあります。褒めの環境とは、日頃から子どもの行いに対して「お片付けできて偉いね。」「絵を書くのが上手だね。」といった言葉をかける習慣のことです。承認を積み重ねることで親と子どもの信頼関係が構築されるのです。

これをビジネスシーンに置き換えると、「部下を褒めれば信頼関係が築ける」と考えられますね。

しかしビジネスシーンにおいては、「褒める」の表面上の意味だけ捉え、部下とコミュニケーションをとると意図しない状況が発生してしまいます。

 例えば、成熟した大人に対して、「偉いじゃん!!」「できると思ってたよ!」などの「私はあなたを認めていますよ」というメッセージを持つコミュニケーションは、相手を褒めているものの、部下と自身の間の主従関係を強調してしまう可能性があります。

そこで大事にしたいのが、「感謝」です。例えば、「先回りで仕事をしてくれてありがとう。」「資料をきれいにまとめてくれたおかげで商談がスムーズに進んだよ。」と感謝の気持ちを伝えることで信頼関係が築けると思います。

みなさんも、日々の業務で、相手への感謝やリスペクトの気持ちを込めたコミュニケーションをとることで信頼関係を築き、後輩の育成やチームでの成果創出に取り組んでみてください。

それでは今週もよろしくお願いします。