CINCTIMESニュース

【オープン社内報】「無知であること」への自覚が人を成長させる ー毎週月曜のメッセージ 経営管理本部 本部長 雨越ー

経営管理本部 本部長の雨越です。

毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。

今回は「無知であること」への自覚が人を成長させるというお話をします。

みなさんは「無知の知」を知っていますか?哲学の父と呼ばれるソクラテスの考えの1つです。無知であると認識する大切さを説いた考えです。

人は物事を知った気になった時点で、探究をやめてしまうため、成長が止まってしまいます。そのため、成長し続けるには無知の自覚が大切だというのです。

私には、無知の認識の大切さを痛感した出来事があります。当時勤務していた会社を退職して、公認会計士試験の勉強に取り組んでいたときの話です。

勉強を開始した当初、会計士試験は思ったよりも簡単だと思っていました。
練習問題は難なく解け、予定よりも早いペースで勉強を進められていたからです。

今思えばそれもそのはず、基礎中の基礎、簿記3級から取りかかっていたため、会計の入口しか見えていなかったのです。

しかし、簿記2級、1級…と勉強が進むにつれ、会計の全体像を理解していくと、自分がいかに知識不足であるか自覚していきました。自覚すると同時に、勉強にも身が入るようになり、結果的に予定よりも短期間で公認会計士の試験に合格できました。

「無知への自覚」は自分の成長に大切な要素です。しかし、無知を自覚すること自体が難しいですよね。では、無知を自覚するにはどうしたらよいでしょうか。私は「自責思考」が大切だと思っています。CoreValueでいう「自責から考える」ですね。

取り組む物事、起きた事象に自責で考えると、自分の至らない点に向き合うことになります。自分と向き合うことで、自分に不足する部分を自覚し、今後どう行動すべきなのかを考えるきっかけを掴むことができます。
自分の至らなさを他責にして済ませてしまう人は、自分と向き合うきっかけを得られません。つまり、成長する機会を失ってしまいます。

みなさんにはあらためてCore Valueの「自責から考える」を実践し、成長機会を逃さないようにしてほしいです。

それでは今週もよろしくお願いいたします。