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【CINC AWARD 受賞者インタビュー】CINCが誇る2人のプロフェッショナル!Takeshi.SとTakumi.H

【CINC AWARD 受賞者インタビュー】CINCが誇る2人のプロフェッショナル!Takeshi.SとTakumi.H

CINCは12月6日、社内表彰式「第6期下期CINC AWARD」を開催しました。

半期に1度開催されるCINC AWARDは、社員にとって前期を振り返り、今期への志を新たにする大切な機会です。

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【社内表彰式】第6期下期CINC AWARDの受賞者をご紹介します!

6期下期のCINC AWARDでは、ソリューション事業本部 開発部 Takeshi.S が「ベスト・オブ・自画自賛で賞」を、アナリティクス事業本部 クリエイティブ&アナリシス部 CMグループ Takumi.Hが「特別賞」を受賞。

まずは、「ベスト・オブ・自画自賛で賞」を受賞した、ソリューション事業本部 開発部 Takeshi.Sのインタビューをお届けします。

自画自賛で賞とは?

「自画自賛で賞」とは、CINCで毎月実施している自身を称賛する企画です。

1カ月間を通じて自身がもっとも力を入れた取り組みをポスター形式で発表し、役員による討議や社内投票によって受賞者が選出されます。

「ベスト・オブ・自画自賛で賞」とは、毎月の大賞受賞者の中からもっとも称賛すべき取り組みを行ったメンバーに授与されます。 

 

受賞理由

英語に比べ構造化が難しいとされる日本語のテキストから、書き手の感情を判断するAIの開発を担当し、「Keywordmap for SNS」への実装を実現しました。

受賞した感想

皆さん、毎月ユニークで会社にとってプラスとなる「自画自賛」な取り組みをされているので、

9月度の自画自賛で賞の大賞に選出していただいただけでも驚きでした。

その上、今回は下期全体の大賞にも選ばれとても恐縮です。

 

6期下期を通してチャレンジしたこと

さまざまな開発を行っていますが、6期下期で最も目立ったのは感情分析AIの開発でしょうか。

自分の手で育てた子どものような存在で、将来性を否定されると腹立たしく、褒められると嬉しくなります。

開発しているなかで印象的だった出来事は、ちょっと考えないと感情が分かりづらい表現を集めていたときに開発部のミーティングの時間にYuki.Kさんに、「嬉しいじゃねえか、この野郎」という例文をいただいたことです。

感情分析AIとはその名の通り「怒り」「恐れ」「好き」「喜び」「悲しみ」「中立」の6つの感情をテキストから判定するAIのことなのですが、当時のモデルは誤反応で、この例文を怒りと予測してしまいましたが(正解は喜び)、AIの教師データを拡充する上で、興味深い例文をいただけました。

 

CINC AWARDへの思い

6期下期は、新しいサービスのリリースが多く、開発部が踏んばった期だったと思います。その6期下期のAWARDで、同じ開発部のHiroyuki.KさんがMVPを受賞されたことが嬉しかったです。

 

AWARDからしばらくして、お話しをする機会があり、その際、「そもそも直接的な売り上げを創出することがない開発部から、MVPが出るとは全然思ってなかった」「Hiroyuki.Kさんの受賞で、今後の開発部のメンバーの励みにもなるだろう」と、お伝えしました。

今回のCINC AWARDで売上を出すことがあまりないチームの頑張りにもAWARDはフォーカスしてくれると分かったので、今後も開発部一丸となって良いプロダクトを出せるよう励んでいきたいです。

今後は個人でのMVPを目指したいという気持ちもありますが、現在開発中のプロダクトはチームで創り上げているものです。今の開発体制を考えると「チーム」として賞をもらったほうが嬉しいかもしれません。「ベストチーム賞」があったら進んで狙いにいきたいと思います。

 

今後の抱負

実は、感情分析AIの開発にあたって半年前に組んだ技術が少し古くなっているので、リニューアルしたいです。

今つくったら、また味の違うプロダクトになる気がします(笑)

楽しみにしていてください!

 

続いて特別賞を受賞したアナリティクス事業本部 クリエイティブ&アナリシス部 CMグループ Takumi.Hのインタビューです。

普段はインタビュアー、ライターを務めるTakumi.Hですが、今回はインタビュイーとしてご自身のストーリーを語ってもらいました。

 

特別賞とは

既存の賞にとらわれず、役員陣が「どうしてもこの人の活躍を称えたい!」と全会一致で表彰を望む該当者がいたため、6期下期CINC AWARDで特設された賞。

今回はTakumi.Hの「Marketing Native」への貢献が評価され、賞が設置されました。

 

受賞理由

CINCが運営するメディア「Marketing Native」のエディター&ライターとして、有名企業のCMOを中心としたインタビューを担当。インタビュイーから感嘆のコメントが寄せられるなど、大きな反響を呼び、メディアの成長に大きく貢献しました。

 

受賞の感想

賞に選ばれし者の恍惚と不安、二つ我に有り。

 

書き手として「言葉で勝負する」道を選んだ理由

自分が勝てる可能性が高い場所だからです。

少年期から記者時代、編集者時代と、文章力を評価される機会が度々あり、凡庸な自分が唯一他人と良い勝負ができる領域ではないかと考え、現在に至ります。評価に関する具体的なエピソードについては自慢になるので、控えます。

記者には猟犬のようにスクープを追い求めるタイプと、コラムニストのように書き手として勝負するタイプの2通りいて、両方に優れている人はほとんどいないそうです。自分は後者です。

もっとも、自分より言語感覚の優れている人はいくらでもいますし、記者・編集者時代にそういう方々とたくさん出会い、学びを得てきました。そうしたキャリアも自分の財産になっています。

仕事への情熱や使命感の源泉

責任感と当事者意識、「負けたくない」という競争意識です。自分のアウトプットを受け取った人をガッカリさせたくないという思いが強く、それが私自身のプライドであり、Marketing Nativeのクオリティにつながっていると自負しています。

また、競争意識も相当強いほうだと思います。それは他社にスクープを抜かれたくない、社内の同僚に自分の地位を奪われたくないというヒリヒリとした緊張感の中で20代の日々を過ごしたからだと思います。「明日、自分の席がないかもしれない」という厳しい状況はなかなか想像できないかもしれませんが、いずれそう遠くない将来、CINCにおいても社員同士の競争が激しくなるのではないかと考えています。

 

6期下期のチャレンジ

「どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない」。この言葉を胸に、月下推敲。

 

「傑作」を生みだすために大切にしていること

主に2つあります。

1つは不易流行です。具体的には、マーケティングの成功事例や施策を中心に構成しつつ、マーケターとしてだけでなく、ビジネスパーソンとして大切にしている信念や信条、それに基づくキャリアストーリーを交えて、読み手の心を打つ内容に仕上げることを意識しています。

テクニカルな要素も大切ですが、情報は常にアップデートされます。各企業で重責を担う方々に貴重なお時間を頂いてインタビューする以上、時の流れに色褪せない内容にすることが私の務めです。

もう1つは『カンカラ作文術』です。私が大学生のとき、マスコミ志望者がバイブルにしていたのが朝日新聞・本多勝一さんの『日本語の作文技術』で、毎日新聞・山崎宗次さんの『カンカラ作文術』が大きく離されながらも2番手の存在でした。『日本語の作文技術』が新版に改訂されながら現在も読み継がれているのに対し、『カンカラ作文術』は中古でしか手に入りません。マスコミ志望者の大学生向けですが、今も「きほんの“き”」として参考にしています。内容はMarketing Nativeの編集部員に教えたことがあります。詳しく知りたい方は中古本を入手してください。

CINC AWARDについて

一年に二度、美しく咲く四季桜。花の色、形、大きさに違いはあれど、誰もが一度は咲かせたい。

 

プロフェッショナルを目指す後輩へのアドバイス

3つあります。

1つ目は礼儀礼節を身に付けることです。フラットな人間関係を善しとする職場であっても、会社の外へ一歩出れば、長幼の序を重んじる社会が広がっています。基本的な言葉遣いやビジネスメールの書き方さえ身に付いてない人が信用されることは、まずありません。「謙虚さが最大の武器である」という言葉もあります。カッコよさの定義を勘違いしないようにしたいものです。

2つ目は、市場価値を高めることです。上には上がいっぱいいます。自分のスキルは会社の外に出ても通用するのか、競合と比較してどうなのか、自分に欠けているところはどこなのかを常に考えながら自己投資・自己研鑽を続けることで、自身の成長につながり、会社にも貢献できるようになります。

そのためには、社内の人とばかりつるんでいないで、社外の人と会って話を聞いたり、勉強会やセミナーに参加したり、仕事との関係性を問わずさまざまな本を読んだりするのが良いでしょう。

上司と180度異なることを言っている人などいくらでもいます。インプットとアウトプットを繰り返し、自分にとっての正解を見つける「目」を養ってほしいです。それを怠っていると、40代になっても「自分はこれからどう生きていけばいいのかわからない」と愚痴をこぼす人になってしまいます。

3つ目は逃げ癖をつけないことです。苦しい局面で逃げてばかりいる人と一緒に戦いたくはありません。

夢や目的を持って他の道へ進むのであれば応援しますが、つらいことに直面するたびに逃げることを繰り返していると、何も身に付かないまま中途半端に年齢を重ねてしまい、気がついたらもうどこにも逃げられない、ということになりかねません。

今の時代に「石の上にも3年」と言うつもりはありません。以前、日本で一番有名なネット広告企業の人事部長を取材したときに「やはり石の上にも3年ですよね」と聞いたところ、「私は1年で転職しています」と答えられて言葉に詰まった経験があります。しかし、その方も転職後はずっと同じネット広告企業に勤めて、高い成果を上げています。

今後の抱負

功を焦らず、悲観せず、広く、深く、根を張り続ける。

 

Takumi.Hにとって「Marketing Native」とは

私にとって「Marketing Native」とは仕事であり、自己表現の場です。

自分の力を発揮できる場を与えてくれたCINCの皆さんには感謝しかありません。個人的には、アナリティクス事業本部長の山地の存在が大きい。山地が我々編集部員の力を信じ、ある意味自由に活動させてくれたからこそ、自分も思いきり腕を振るうことができました。

さらに山地は、異能の存在である編集部員のMasaru.Iのリファラル採用についても強力に後押ししてくれました。山地に恥をかかせるわけにはいかないという思いも、自分の強い責任感の要因となっています。

Marketing Nativeは今後、多様性のあるメディアになると思います。なぜならマーケティングに対する解釈自体が多様で、今後さらに守備範囲が広がっていくと考えられるからです。もはやそれは「マーケティング」という言葉では表現できなくなるかもしれません。Marketing Nativeの編集者兼メインライターとして、マーケティングの変遷をつぶさに追い、それをわかりやすい言葉にして丁寧に紡いでいきたいと思います。

 

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