2020.10.13
【オープン社内報】怒りをコントロールするために想像力を養おう ー毎週月曜のメッセージ ソリューション事業本部 推進部部長 間藤ー
ソリューション事業本部 推進部 部長の間藤です。
毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。
本日は「アンガーマネジメント」について話します。
アンガーマネジメントはCMOだけでなく、プロダクトやプロジェクトを牽引するリーダーや経営に携わる人には共通して必要なスキルです。ぜひ、みなさんも自分の立場に当てはめて聞いてください。
私はMarketing Nativeの取材に同席し、さまざまなCMOの方々の話をお聞きしてきました。各分野で活躍するCMOの方々に共通する能力、CMOの方々が重要なスキルとする1つに「プロジェクトごとに最適なチームを形成し、最大稼働させる力」があると感じています。
ここで指す最適なチームとは、人事や経理、開発やクリエイティブ制作チームなどプロジェクトを進めるうえで欠かせない社内メンバーだけではありません。
社外の顧客やパートナー企業、ひいては自分や関わる人々の家庭も含めて、自身が仕事を完遂するために必要なメンバーも含めてチームであると考えています。
では、成果を生み出す最適なチームを形成するために必要なものは何でしょうか。
それは、「リスペクトと信頼関係の構築」です。
プロジェクトの進行において課題に直面したり、一人ではどうしようもなくなったりしたとき、チームメンバーから協力を得るためには「リスペクトと信頼関係の構築」ができている状態が必要です。
このリスペクトと信頼関係は日々のコミュニケーションの積み重ねによって築きあげるもので、一朝一夕で構築できるものではありません。
怒りはそのリスペクトと信頼関係を一気に壊す力があります。怒りをきっかけにコミュニケーションの齟齬や組織に対する軋轢が起きてしまい、プロジェクトやリーダーに対するエンゲージメントが下がってしまうのです。
では、なぜ人は怒ってしまうのかというと、理想と現実のギャップが原因です。この高い理想や“あるべきと信じる姿”をコアビリーフと言うそうです。
このコアビリーフと現実の事象に乖離があると、人は怒りの感情が湧き上がってしまうのですが、怒りの感情が出てきたとしても、感情のままにコミュニケーションをしないことの大切さをお伝えしたいです。
私は想像力を働かせるよう意識しています。
例えば、電車の中で暴れている子どもに対して、注意をしないお母さんがいた場合「なぜ、注意をしないんだと」思うのではなく、注意ができない背景について想像してみるのです。
「電車に乗る前に何か悲しいことがあったのかもしれない。」「体調が悪いのかもしれない。」といったように想像力を働かせることで、コミュニケーションの質は変わってくるはずです。
怒りのトリガーとなり得る事象が起きたときに、他者に対して想像力を働かせて、コミュニケーションを変えていくことが大切だと思っています。
怒りの感情が湧いたときに、怒りをしっかりとコントロールできるようになるともう一歩先のステージに進めるはずです。
みなさんも意識してみてください。
それでは今週もよろしくお願いします。