2020.09.23
【オープン社内報】一見スパルタなCore Value「自責から考える」に込められた意味 ー毎週月曜のメッセージ アナリティクス事業本部 本部長 山地ー
アナリティクス事業本部 本部長の山地です。
毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。
今回はCoreValueの「自責から考える」についてお話します。
先日、インターン生と会話をしていたときにこのバリューが話題になりました。
彼女は「自責から考える」というバリューは「自分を責めまくれ!」という意味だと捉えていたそうです。
確かに、文字通りに受け取るとスパルタな考え方だと思ってしまうかもしれません。
今回はあらためて「自責から考える」というCoreValueを振り返る良いきっかけとして、このバリューに込められた意味を共有したいと思います。
結論から言うと「物事の原因を自分がコントロールできる中に求めましょう。」という意味が込められています。
なぜ、この考え方が必要かというと物事の原因を他人や環境など自分がコントロールできないことに求めてしまうと、いざという時に問題解決ができなくなってしまうからです。問題が発生した時に、自分がコントロールできないことに原因を置いてしまうと、建設的に改善策や代替案を立案できなくなります。
だから他責ではなく、自責で考えることが大切になるのです。
もし、他責思考が常態化するとどうなるかというと、自分がコントロールできないことにフォーカスする癖がついてしまいます。
この癖がつくと、”イライラする” ”泣く” ”ストレスが溜まる”など理性的な対応ができない状態に陥ります。
想像してみてほしいのですが、ネガティブな感情を抑えきれないときは、思い通りに進むはずだったことが、遅延したり、思わぬことで進捗が阻まれたりしているのではないでしょうか。
これは、自分がコントロールできない事象に対して、コントロールできると勘違いして、結果を期待してしまうからネガティブな感情が湧いてきてしまうのです。
つまり、自責から考えるというCoreValueは理性的な対応をし、仕事を円滑に進めるという面で重要な考え方なのです。
では、「自責から考える」を体現するためにはどうしたら良いのでしょうか。
例えば、チームで仕事を進める際に、タスクを依頼した相手から提出されたアウトプットが期待よりも不十分であった場合、「なぜ、この質のアウトプットを提出してきたのか?」と相手を責めるのではなく、「自分がどのようなコミュニケーションをしておけば、期待値以上のアウトプットを提出してもらえたのか?」と考えてみましょう。
「自責から考える」=「自分がコントロールできることに集中する」ことによって、理性的に仕事を進められるようになり、建設的に問題解決へと臨むことが出来るようになります。
ぜひ、意識して日々の業務に取り入れてみてください。
それでは本日もよろしくお願いいたします。
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