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【オープン社内報】コロナショックをチャンスに変えようー毎週月曜のメッセージ 経営管理本部長 雨越ー

【オープン社内報】コロナショックをチャンスに変えようー毎週月曜のメッセージ  経営管理本部長 雨越ー

経営管理本部長の雨越です。
毎週月曜に役員が持ち回りで社員向けに発信しているメッセージをオープン社内報としてシェアします。


私事ですが、産休をいただいていましたが3月末に復帰しました。CINCでは4月2日から在宅勤務に移行したので、お久しぶりの方も多いですね。無事に復帰しています。

さて、現在、コロナウイルスによる影響で外出自粛や在宅勤務への移行といったさまざまな影響が広がっています。

幸い、CINCはまだ大きな影響を受けることなく事業活動を継続していますが、今回の影響を機に事業をたたむ企業が出てきています。

ニュースでは「リーマンショック並みか、それ以上の経済の落ち込みが見込まれると言われています。リーマンショックが起きた当時、私は外資系金融機関で働いていたのでダイレクトにその影響を受けたと言えます。(もしかしたら今の新卒世代にとっては教科書で学ぶ過去のことかもしれないけど…)今回は当時の考えをシェアしたいと思います。

リーマンブラザーズというアメリカの大手投資銀行グループが倒産して世界経済は大きな影響がでました。私が所属していた会社ではリストラが始まりました。実力主義の外資系企業なのでそれ自体はあまり違和感がなく、納得していました。しかし、リストラは1度では済みません。毎週、定期的に実施されるのです。

こうした環境に身をおいていると、「このままこの会社で働き続けてよいのか」「本当にやりたいことって何だろう」と、徐々に自分のキャリアや人生について真剣に考えるようになりました。リーマンショックがなければ、こうした疑問を感じることなくそのまま金融業界で働いていたんじゃないかと思います。

就活時代は「まずは働くことを体験しよう」という気持ちで入社したので、CINCに入社してくる新卒のように本気で考え抜いて選択したとは言えませんでした。ですから、この先について考えさせられるきっかけになって、真剣に自分のキャリアと向き合うことができました。

その結果「経済の基盤を学びたい」と考えて会社を退職。猛勉強の末、会計士の資格を取得して今に至ります。あのときの経験があったから、今は自分のやりたいことを極めて仕事にできていると感じます。

人生も仕事も、順調に進んでいるときは立ち止まってじっくり思考する機会をとれない(とらない)ことが多いです。

リーマンショックという世界的な大不況は偶然訪れた逆境でした。でも、考えないと前に進めない状況は自分の価値観やキャリアを見直す良いきっかけになります。ですから、今の状況を悲観的にとらえるだけでなく、CINCの仕事を通じて何を得て、何を成し遂げていくのかを考える前向きなきっかけにしてほしいと思います。

今いるCINCの仲間と一緒に、10年後に「あのコロナショックのときに考え抜いたから今があるよね」と言い合えるように。

それでは今週もよろしくお願いします。

 

 

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